かわいいだけじゃない!猫の身体能力
3月になり、少しづつ暖かくなってきましたね。
春の兆しが見えてきたと感じる1日でした。
散歩がてら買い物に行くと、どこからともなく視線を感じる...。
視線を下ろすとかわいい生き物が。
そう、暖かくなると活発になる彼らが動き出したのだ。
ニャーんという鳴き声と共に私の横を通り過ぎる愛くるしい姿。
クリクリお目目に尻尾をピーん。
ペットとしても大人気な彼らは、日本、いや世界中でもっとも愛されている動物なのではないでしょうか。
そんな彼らをかわいいの一言で片付けてしまうのはあまりに失礼。
本日は、猫の体の仕組みをちょっとだけご紹介させていただきます。
嗅覚の優れている動物でまず思い浮かぶのはなんでしょうか?
大抵の人が犬だと答えるでしょう。トリュフを探し出す豚と答える人もいるかもしれませんね。しかし、猫も相当な嗅覚を持っています。人の1億倍の嗅覚があると言われている犬には遠く及びませんが、それでも人の数万倍から数十万倍の嗅覚を持っているのですから驚きです。
人の数万倍と言うことは、人が感知できる臭いの最低濃度の数万分の1でも感知できると言うことです。つまりわずかな臭いにも敏感に反応し、嗅ぎ分けることができるのです。
猫の目にも人間と同じ網膜があります。
ただ人間と違うのは、猫の網膜の裏側にはタペタムという反射板があることです。このタペタムが光を反射して網膜に届けられるため、人間が感知できる明るさの1/6から1/7というわずかな光の中でも獲物を見つけ、狩りに勤しむことができるのです。
ただ、視力自体はあまり良くはなく人間で言うところの0.2から0.3程度のようですね。
猫は聴力も優れています。人間が聞き取れる音の周波数は20Hzから2万Hzだと言われています。それに対して猫が聞き取れる音の周波数は30Hzから8万Hzくらいなのです。このことからもわかるように猫の可聴域は人間のそれと比較しても、非常に広い音を聞き取れることがわかります。
猫がいる家庭の皆さん、ヒソヒソ話や内緒話、猫に聞かれているかもしれませんよ。
猫がくつろいで体をペロペロ舐めているところをみたことはありませんか?気持ちよさそうに毛繕いをしている姿には、ホントに癒されます。ご存知の方もおられると思いますが、猫の舌にはたくさんの突起物があります。手を舐めてもらうとわかる通り、ザラザラしているのが特徴です。実は、この突起物には驚きの仕組みがあるんです。
※写真はイメージです。
猫の舌の突起物は、糸状乳頭(しじょうにゅうとう)と呼ばれるもので、喉の方向に向いています。さらに突起の中は空洞になっており、唾液がこの空洞を通って吸い上げられます。そして、猫が毛を舐めると突起が毛の奥まで入りこみ、皮膚まで唾液を送り届けることができるんです。この唾液には汚れを分解する酵素が含まれているので、お風呂に入らずとも体を清潔に保っていられるわけです。
さらに唾液は、体温の冷却機能の役目も担っており、汗腺の少ない猫にとっては大切なものなんです。
また、突起は毛に引っ掛かるとしなって毛の奥に入り込みます。そうすることで、毛のもつれが解消され、毛がほどけていくんです。とても良くできた仕組みにため息が出ます。
なんとこの機能に目をつけた研究者が、猫の舌の特徴を取り入れたヘアブラシを開発したという話もあるくらいなんです。
さていかがだったでしょうか?
ここにあげた身体能力はほんの一部ですが、普段何気なく見ている猫への印象が少し変わったのではありませんか。猫を飼われている方は、じっくりと猫の仕草や体を今一度確認してみてはいかがでしょう。きっと面白い発見があるかもしれませんよ。
ろっきぃ
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映画ロッキー1〜5をこよなく愛する「おもしろ探求家」。
いろいろな人に支えられ、いろいろなおもしろ仲間たちと一緒に、いろいろなおもしろを探求することに夢中です!
資金0円から会社を興し、ギリギリな人生を満喫中!
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